足だけの霊

 いつも昼12時頃になると、ドアから入ってくる霊がいました。



中の様子をキョロキョロ見て

「あ!間違えた!」という感じで出ていきます。

いつも膝下しか見えず、茶色いパンツと白いスニーカーでした。


この人は全く怖くなく、害が無いので、すぐに気にならなくなりました。

でも、何を探しているんだろう?と思い、私はじっと見ていたことがあります。


私は大体の霊は見なかったふりをするのですが、この霊は害が無さそうなので、しばらく観察してみたのです。

すると、ある日、私がじっと見ているのに気が付いて、その茶色パンツの霊が立ち止まってこちらをじっと見ていました。

あ、これは面倒なことになるかもしれないぞと思い、その後は知らんぷりしました。


そちらを見ずに仕事をしていると、ふと、視界の隅に茶色パンツに白いスニーカーの人が近くに立っているのが見えました。

この人が、こんなに入り口から離れ、部屋の内部に入ってきたのは初めてでした。


やはり、霊に関心を持つと引き寄せてしまうなと思い、それからは害が無さそうでも、霊とは関わらないようにしました。


知らんぷりを続けていたら、その後は部屋の奥に入ってくることはなくなりました。


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